自己PRでの「協調性」推し、その注意点は(例文あり)

自己PRでの「協調性」推し、その注意点は(例文あり)

自己PR

就職活動でのエントリーシートには、必ず「自己PR」の項目があります。自己PRで協調性をアピールしたい人も多いのではないでしょうか。
協調性推しで行く場合はいくつかポイントがありますので、これから注意点を説明していきます。
就活では自己PRは大切です。協調性を推しにした例文を参考にして、書類選考に通るESを作ってみてください。

 

現代は能力主義でも、協調性は重視されている

平成に入ってから、多くの企業は能力主義を軸にした人事制度に変わりました。つまり、仕事能力のある人がより出世し高い給料をもらえる仕組みになったわけです。
ということは「仕事ができれば、協調性なんかいらない」と思う人もいると思います。果たしてこれは正しいのでしょうか?

2017年2月5日に株式会社リクルートキャリア・就職みらい研究所が発表した「就職白書2017 -採用活動・就職活動編-」によると、採用の際に最も重視する項目は応募者の人柄となっています。全体の92.9%の企業が「重視する」と回答していますから、ほとんどの企業で人柄が悪いと就活がうまくいかないということがいえるでしょう。

人柄の中でも、協調性は企業や組織で働くうえで大切な能力の一つです。企業や組織での仕事は担当の振り分けこそあるものの、一人で行う仕事はないと考えてよいです。仕事はチームで行うものであり、チームに貢献する協調性は、重要な指標です。

企業が求める協調性とは?

では、企業が求める協調性とは、どのようなものでしょうか?

・コミュニケーションを重視し、的確な報告・連絡・相談を行う
・自己の意見を通すときに適切なコミュニケーション方法をとれる
・他部署や社外の人間と連携して仕事を広げる
・チームを意識し、個人よりも組織全体の評価があがることを重視する
・普段から積極的にコミュニケーションをとり、意見をいいやすい環境をつくる。

つまり、場面場面で適切なコミュニケーションを取れること=企業が求める協調性となります。

協調性の勘違いは危険

協調性を勘違いして自己PRを作ると失敗します。
意見があるにも関わらず、先輩に配慮して発言しない、ミスを発見したが、相手に配慮して発言しないなどは、協調性ではありません。ここでは、相手に配慮する表現で自分の意見を伝える能力が協調性です。協調性で自己PRを作る際には注意しましょう。

協調性を自己PRする際のポイント

協調性は前述の通り、仕事に必須の能力です。ゆえに、就活生が「協調性」押しで自己PRを作るケースが非常に多いです。採用担当者から見た場合「私は協調性があります」では、差別化がはかれないのが現実です。

大切なことは、協調性を別な言葉で表現をすること、そして、「仕事をする上で、私の協調性が業績アップ、または仕事能率の向上に役立ちます」ということを認めてもらえるようにする必要があります。

 

協調性押しの自己PRの例文

協調性を自己PRする例文としては、以下のようなものが考えられます。もちろんこれをそのまま真似して答えてはいけません。
例文は回答のポイントがどのように反映されているかを確認する程度にとどめ、ESや面接ではあくまでもあなたの経験に即して回答することが重要です。

私は「おせっかいのAさん」と言われています。いつでも、周囲を見渡して困っているところに顔出すからです。

大学では演劇サークルに所属して、毎月公演を行っていました。
公演は企画や物品の借用など、さまざまな役割分担がありましたが、人数は決して十分ではありませんでした。他の人の仕事状況はLINEなどで共有していましたので、私は自分の仕事だけではなく他の人の仕事状況も把握し、おせっかいと思われても顔を出し手伝うようにしていました。

また今年の1月のことでしたが、メンバーが3人インフルエンザにかかってしまいましたが、私は色々なところに顔を出して手伝っていたことでメンバーの仕事を把握していため、みんなに助けてもらいつつも、代役をつとめ、公演を成功させました。

所属メンバーの中には私より年上の方もいましたので、その方にどう対応するかについては気を使いました。話しづらいという気持ちもありましたが、積極的に手伝ったり、仕事の状況を確認・報告するなどした結果、気軽に話せる雰囲気になり、公演の運営も大変やりやすくなったことが成果としてあげられます。

学外の団体にいましたので、構成員の年齢や職業は幅広く、私たちのような学生から60代の方までいました。御社社員の年齢構成も同じような状況と思います。
1回きりの活動ではなく継続して行っていく活動において、協調性を発揮することにより皆様から信頼を得られたことは、御社で仕事をする上でもきっと役立つものと確信しております。さまざまな年代の人とも柔軟にコミュニケーションを取れることが私の強みと思っております。

 

 

協調性を生かせる企業を見抜くには?

さて協調性のある学生を求める企業の中には、指示されたことに文句を言わず、単に上司のため、会社のために尽くす人を「協調性がある」として評価する企業もあるようです。もちろんこれは指示に従順な人材を求めているわけであって、協調性のある人材ではありません。

それでは、真に協調性を生かせる企業を見抜くには、どうしたら良いのでしょうか。

この見分け方はなかなか難しいものがあり、完全に見分けることはできません。しかし、以下の点は見分けるポイントとなるでしょう。

  • ある程度の社歴を積んだ社員であれば、多くの人が業務改善の実績を持っている。または業務改善につながる提案を行った実績がある
  • 「失敗をするよりも、失敗したことを報告しないことが悪である」という共通認識がある
  • 上司から指示されるより前に、忙しい人の仕事を助けることが企業文化として根付いている(もちろん、他の人の仕事を助ける際には上長への報告は必要です)

このような内容は、OB・OG訪問をすることによって確認できるかもしれません。その場合でも入手できた情報を鵜呑みにせず、その内容が本当かどうかを慎重に見定める必要があります。

まとめ~協調性を自己PRに使う場合は、差別化を意識すべし

ここまで、企業が求める協調性は何か、そして就活の場において協調性を自己PRするためにはどの点に注意すればよいかという点について説明してきました。

協調性は、場面場面で適切なコミュニケーションを取り仕事を円滑に進める社会人に求められる必須能力です。故に、協調性を自己RPに使う学生も多く、協調性を自己PRに使う際は差別化やしっかりとしたストーリー構築が必要です。例文を参照にしつつ、自分なりの自己PRを作りましょう。


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