自己PRで努力家推しは危険? 対策とアピール方法(例文あり)

自己PRで努力家推しは危険? 対策とアピール方法(例文あり)

自己PR

企業は「仕事なので努力をするのは当たり前」と考えています。つまり、就活のエントリーシート(ES)で「努力家」をアピールするには、それなりのテクニックが必要です。今回は、履歴書やESでつかる「努力家」推しの書き方や注意点を例文つきで解説します。しっかり自己PRで差別化しましょう。

社会人は努力することは当たり前

努力することは非常に大切なことですが、社会人は学生と違い、お金をもらって仕事をします。学生のようにお金を払って学ぶこととは全く違うので、努力=当たり前であることを忘れてはいけません。

社会人の場合には結果が全てであるため、「頑張ったけれどダメでした」という言い訳は通用せず、結果に結びつかない努力は努力とは言いません。

とても厳しいようですが、これが社会人と学生の大きな違いで、あらかじめ理解しておかないと就活でつまづきます。以下では、努力家についてどのようにアピールすればいいのか?というポイントを解説します。

これまでどのような努力の仕方をしてきたのか? 棚卸する

いきなり就活のエントリーシート(ES)に書くのはハードルが高いため、まずは自分がこれまでどのような努力の仕方をしてきたのか? を棚卸してみましょう。

その際には、結果が出ていないエピソードではなく、努力の末に結果を得られたというエピソードをいくつか挙げてみましょう。そうすることで、自分自身が努力していた時を思い出すことができ、どんな想いや考えを持って取り組んでいたのかを思い出しやすくなります。

伝え方次第ではマイナスイメージにもなりかねない

前述通り、社会人にとって努力をして結果に結びつけるということは、お金をもらって働いている以上当たり前なことです。

そのため自己PRとして「なんでも一生懸命努力します」や「どんなことでもコツコツ頑張ります」というような言葉はかえってマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。

なぜなら、「なんでも一生懸命努力します」や「どんなことでもコツコツ頑張ります」ということは、社会人として当たり前なことであり、決して特別なことではないため、自己PRとしてそれを書いてしまうこと自体がレベルが低いと判断されかねないからです。

努力の結果よりもプロセスが重要

そこで気を付けるポイントとして、努力の結果よりもプロセスにフォーカスすることです。あなたが結果を得るために、どのようなプロセスを経たのか? そこでどのような工夫をしたのか? ということを思い返してみましょう。

ついついわかりやすく伝えやすい結果の部分ばかりをアピールしてしまいがちですが、企業の方が知りたいのは「あなたの努力の仕方」です。あなたがどのように努力するのか? という人間性の部分は、これから社会人として働き始める時の基盤を作るために非常に重要な要素です。

以下では努力家について書く際の注意点を解説します。

取得した資格や成績に固執しない

多くの人が在学中に取得した資格や得られた成績などを、自分の武器だと思いアピールしますが、よほど特殊な資格や仕事に直接活きるものでない限りあまり意味はありません。

それよりも、その資格を取ろうと思った経緯やプロセスを紹介することが重要です。例えば、もしあなたが外資系企業で働きたいと思いTOEIC950点を獲得したのであれば、それをアピールするのではなく、以下のように経緯やプロセスを紹介してみましょう。

「私は貴社で(外資系企業)で一年目から海外赴任を任されるような人材になりたいと思い、大学2年生の頃から英語の勉強を毎日3時間行うようにしました。その結果、今ではTOEICで950点を獲得することができました。」

以上のような「なぜその資格を取ろうと思ったのか?」と「その資格を取るためにどれほど努力したのか?」ということを初めて聞いた人でもわかるように説明をすることがポイントです。

努力の仕方や考え方には人柄が出る

上記の例文のように、努力の仕方や考え方には人柄が出るもので、あなたがコツコツと努力できるタイプなのか? それとも直前にならないと努力できないタイプなのか? ということはエピソードを聞けば容易に想像できます。企業の人が新卒者を選ぶ際の基準は、熱意や人柄であるため、あなたの努力のプロセスを通じて、あなた自身の熱意と人柄が伝わるような工夫をしてみましょう。

努力家をテーマに書類選考でアピールになる例文集

ここからは実際に書類選考の際にアピールになる例文を紹介します。以下例文です。

私の強みは、粘り強さです。コツコツと地道に続けることが得意です。

最もその強みを発揮したのは、英語を身につけたことです。私は大学へ入る前までは、英語に対して強い嫌悪感を持っており、英語のテストでは赤点ばかりでした。

しかし、大学へ入学し外国人と触れ合う機会が増え、英語が話せるというだけで他の国の人たちの考えを知ることができると感じ、それ以来英語を必要と感じるようになりました。

全く英語の知識を持っていなかった私は中学生レベルからのやり直しでしたが、将来は英語を活用した仕事に就くことを目標に設定し、そこからは毎日必ず少しでもいいので英語を勉強をすることにしました。

その結果、高校のテストで赤点しかとったことのなかった私がTOEICで950点を取ることができるようになりました。私はこの結果から、できないことがあったとしても、毎日コツコツ努力を続ければそれは数年後に「できる」に変わっていくことを実感しました。私はこのコツコツと地道に努力を続ける強みを生かし、貴社を支える人材に成長し、将来的には海外支社の立ち上げなどに貢献したいです。

実際に書類選考で企業の方に興味を持ってもらうためには、上記の例文のように「結論→経緯→行動→結果」というような順序で書くことによって、相手にとって理解されやすくなります。結論を最後に持っていってしまうと、相手には伝わりにくく最悪の場合読まれない可能性もあるので、必ず最初に持ってきて読み手を引きつけるようにしましょう。

ポイントを押さえてアピールしよう

以上が自己PRを「努力家」押して? 行くときの注意点でした。就活の自己PRでは、あなたがアピールになると思って書いていることがアピールになっていなかったり、逆効果になってしまっていることが少なくありません。

そのため、どのように書くのかというポイントを押さえて、アピールになるような伝え方を考えてみましょう。

せっかくアピールになると思っていても、それが自分の評価を知らない間に落としてしまっていては意味がありませんよね。背伸びをして嘘をつく必要はないので、あなたのアピールが最大限伝わるような伝え方を理解してほしいと思います。

ぜひ今回紹介した自己PRを「努力家」押しでいくときの注意点とポイントを理解し、面接官の印象に残る自己PRを作成しましょう。


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