自己PRと自己紹介の違いを知っていますか? 理解して面接を乗り切ろう(例文あり)

自己PRと自己紹介の違いを知っていますか? 理解して面接を乗り切ろう(例文あり)

自己PR

自己PRと自己紹介。実は求められる要素が全く異なります。これらの違いを知らないと、「空気を読めない」とみなされたしまうかも。ここでは、面接やエントリーシートに臨む就活生のために、自己PRと自己紹介の違いを例文つきで解説します。

自己PRと自己紹介

「自己PR」と「自己紹介」。どちらも就職活動の中でよく聞く言葉です。多くのエントリーシート(ES)には、自己PR欄なるものがあります。一方で面接の始まりには、「自己紹介をお願いします」と聞かれるのがほとんどです。この2つの言葉、似ているようで実は違います。

この違いを知らなければ、自己紹介を頼まれたのに自己PRで返す、といった素っ頓狂なことをしてしまいかねません。そうならないために、2つの違いを知っておきましょう。

 

自己紹介と自己PRの共通点

自己PRと自己紹介の共通点、それはどちらも「自分は御社にとって、採用するメリットがある」とアピールするためのものである、という点です。自己PRあるいは自己紹介が求められる場面は、エントリーシートといった書類選考のとき、あるいは面接を受けているときです。

そしてエントリーシートや面接は、企業が「相手は採用するに価値のある人間か」を確かめる場。ですのでその一部である自己PRや自己紹介も、その問いに答えるものである必要があります。したがって、自己紹介で名前や所属だけを伝えるのはNG。それでは何の価値も伝わらず、自分のアピールにはなりません。

 

自己紹介と自己PRの違い

一方で自己PRと自己紹介には違いも確実に存在します。それは伝える項目です。それぞれのポイントと合わせてご紹介しましょう。

自己紹介で伝える項目・ポイント
自己紹介で伝えるべき項目は、以下のようなものです。

・所属
・氏名
・専門分野
・趣味や特技
・自己PRにつながる、活動の概要

自己紹介は面接の初めにするもの。そのため以上のことを簡潔に、網羅的に述べていくことが基本です。1つのことを掘り下げて話す必要はありません。

会って数分の人に、いきなり彼の生い立ちなどを長々と述べられても困るでしょう。

例文
〇〇大学文学部4年の田中仁志です。専門分野は〇〇です。趣味は映画鑑賞で、大学時代には映画を自主制作して学園祭で上映しました。アルバイトについては、3年間塾講師をしておりました。私は、問題を分析し、解決することができる人間だと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

自己PRにかける時間は、1分程度がいいでしょう。それ以下だと短くてアピールにはなりません。かといって1分以上だと、相手に長いと感じられてしまいます。

特に集団面接で自己紹介を何分もやってはいけません。相手にはもちろん、他の受験者にとっても迷惑になります。特に面接官からは「状況を読めない、周りに気を使えない人間なのかな?」と思われてしまうかもしれません。やめましょう。

また内容に関してですが、エントリーシートに書いたものをそのまま伝えるのはおすすめしません。相手はエントリーシートに書かれたことは読んでいます。それと全く同じことを同じように言っても、時間の無駄です。趣味や特技など、エントリーシートにない情報を入れることで、相手の気をひきましょう。

 

自己PRで伝える項目・ポイント

一方自己PRで伝えるべきものは、自分の強みです。それをしっかりと伝えるために、以下の項目を自己PRに入れておく必要があります。
・自分の強み
・自分の強みにまつわるエピソード
・自分の強みを会社でどう生かせるか

例文
私は問題を分析し、解決することできる人間です。塾でアルバイトをしていた頃、生徒からの人気が得られない、という問題がありました。他の先生がいると、みんなそちらに質問をしてしまうのです。

そこで私は先輩や生徒に意見を聞き、改善策を実行しました。改善策は、生徒が混乱しないよう、情報は補足せずシンプルに教える、といったものです。

1か月後には質問待ちの生徒が出るまでになりました。問題の原因を見つけ出して解決する力は、御社にとって役立つものだと考えております。

自己PRのポイントは3つあります。1つは自分の強みを1つ選んで、それを掘り下げて話すことです。

悪い例で、自分を良く見せようとするあまり、強みを何個も述べてしまう学生がいます。それでは相手に伝わりません。それは例えばバイキングのようなもの。

「いろんな強み(料理)があるみたいだけど….で、あなたはどんな人間なの(どの料理が一番いいの)?」といった疑問が相手に浮かんでしまいます。自己PRは、時間が限られています。短い時間で印象を残せるように、一つの強みを磨きをかけて伝えましょう。

もう1つは、聞いた相手がその情景を思い浮かべられるように話すことです。自己紹介のような情報の羅列では、相手の記憶に残りません。

同じ「卵焼き」を表現するにしても、ただ「卵焼き」と表すより「箸ですっと切れるほどに、ふんわりとした卵焼き」としたほうが、相手の脳内に情景が浮かびます、つまり情報がより鮮明に伝わるわけです。こういった表現を使うと、聞いていて楽しく、そのため相手の印象に残りやすい自己PRが生まれます。

最後の3つ目は、感情を込めて話すことです。ただ淡々と述べているだけでは相手にとって面白くありません。

相手に自分のエピソードやその時の気持ちが伝わるように、感情を表情や話し方に込めてましょう。面接だからと緊張せずに、自分の心をオープンにして話すのがおすすめです。


 

まとめ

同じ自分を伝えるものでも、自己紹介と自己PRでは切り口が違います。それぞれの違いを意識して、相手の問いに対して的確な受け答えができるようにしましょう。


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