面接で学部を選んだ理由を聞かれるのはなぜ?そのポイントと対策

面接で学部を選んだ理由を聞かれるのはなぜ?そのポイントと対策

面接の質問対策

就職活動の面接において、学部を選んだ理由は答えにくい質問かもしれません。しかし、必要以上に気にする必要はありません。学部を選んだ理由を質問する意図は、あなたが一貫性のある人か、また目的をもって事にあたる人かということを見極めるために行うものです。例文も参考にして入念に質問対策を行い、良い就活につなげましょう。

1.採用面接で学部を選んだ理由を尋ねる意図は?

特異な名称の学部の方は、面接のたびに学部を選んだ理由を質問されてうんざりするということもあるかもしれません。
しかし、面接官は興味本位で質問している訳ではありません。学生の目標が一貫しているかということと、目的をもって行動する人かということを確認する目的があります。

学部の名称が特徴的な場合

例えば、仮に「パラダイムシフト学部」という名称の学部があったとします。非常に特徴のある名前ですね。

このような学部に所属している学生は、一般の学部よりも個性的であったり、やりたいことが明確になっていたりすることが多いと思われています。そのため応募者本人の目的意識、学部と企業を選んだ理由との一貫性、応募者の気質と企業の社風は合うかということを、面接官は知りたいと思っているのです。

一般的な学部の場合

就職活動の場では、一般的な学部に所属している学生に対してもこのような質問をする場合があります。それも文学部ならともかくとして、企業向きの学部である経営学部や経済学部の学生に対して質問するのはなぜでしょうか。

この場合の意図は、あなたの目指す将来像が大学受験時代と変わっていないかどうかを確認するためです。

もしあなたの志望動機が受験の時にやりたいと思っていたことの延長線上にあるならば、面接官は「あなたがやりたいことは今後も変わらないだろう」と評価します。逆に大きく変わってしまったようならば、次に「なぜ志望した学部と違う道に進もうと思ったのか」という質問が続くことになるでしょう。

2.質問に答えるポイント

学部を選んだ理由の質問に対して、学部の優位性を答える必要はありません。むしろ選んだ理由が志望動機につながっていることが重要です。その点では、どの学部を選んだからといって正解はありません。

志望動機が学部を選んだ理由の延長線上にある場合は、一貫性はあることになります。従って面接の場では簡潔に、かつわかりやすく説明すれば良いことになります。

学部を選んだ理由と志望動機がずれている場合、「なぜ志望した学部と違う道に進もうと思ったのか」という質問への対策も必要です。この質問への対策は、時系列で考え方の変化を書き、その内容を整理して話すことが有効となるでしょう。

また、そもそも学部を選んだ理由があいまいという学生も多いでしょう。その場合でも、嫌いな学部ならば受験しないものです。その学部にひかれた理由があるはずですから、よく思い出してみましょう。きっかけは必ずあるはずです。

3.回答の例文

学部を選んだ理由に対する質問対策をするには、例文を見ることも有効です。もちろんこのまま回答して良いわけではありませんが、あなたがこれから就活を行うにあたってどのように答えれば良いか対策をしておくことは大切です。

例1:入学時の考えと変わった場合

学生の中には目標を持って入学したものの、学生生活を送っているうちに目標が変わる方も多いと思います。それ自体は特に悪いものではありません。さまざまな人や考え方に触れることで目指すものが変わることは、むしろ自然ともいえるでしょう。

従って、面接の場できちんと説明できれば良いのです。例えば、以下のような回答となるでしょう。

面接官:あなたは芸術学部ということですが、どういう理由でこの学部を選んだのですか?

学生:音楽に興味があり、受験当時は音楽の仕事がしたいと思ってこの学部を選びました。

面接官:学部を選んだ理由と、あなたの志望動機がずいぶん違っていますが、それはなぜですか?

学生:大学生活を送っていく中でさまざまな人に出会い、またさまざまな考え方に触れることで、音楽の仕事は演奏することだけではなく、側面からサポートしたりプロモーションをする等、さまざまな仕事があることがわかりました。
その中で、良い音楽を気軽に聴ける事業に携わることで、市民の心を豊かにしたいと思うようになり、貴社を志望しました。

例2:漫然と入学してしまった場合

学生の中には、たまたま受かりそうだったからとか、なんとなく就職に有利そうだからという理由で学部を選んだ方もいるでしょう。むしろそれが普通かもしれません。

要は、面接の場できちんと答えられれば良いのです。以下のような回答は必ずしも高い評価になるとは限りませんが、評価を落とすことも少ない点で安全な回答といえるでしょう。

面接官:あなたが経営学部を志望した理由を教えてください。
学生:高校生の頃から社会の動きに関心があり、よく自宅で日経新聞を読んでいました。その中で、社会人になれば経営は必要なんだということを考えるようになり、社会に役立つ人になりたいと思い経営学部を選びました。

4.回答には、以下の点に注意しましょう

「学部を選んだ理由」についての質問に答えるには、以下の点について注意が必要です。

あくまでも「学んだことを社会人として活かせる」という視点での回答を

この質問は、採用面接の場でなされます。従って、大学で学んだことを、入社してからどう活かすかという視点で回答すると、良い回答になります。
逆にその学部の優位性を述べても質問の趣旨と異なりますから、場違いな回答をしているという評価にしかなりません。

自分に嘘をつかない

面接官は、学生の回答を記録しています。そのため、選考が進んだ段階での面接で一次面接等と同じ質問をする場合もあります。この場合、一次面接の回答と違っていると「一次面接では違う答えをしたけど、それはどうして?」という質問がされ、回答に窮することになります。

この観点での質問対策は、まず場当たり的な回答をしないことと、自分に嘘をつかないことです。自分の内面から正直に答えた回答であれば、新卒の採用選考期間くらいではそう大きく考え方は変わらないものです。しっかり自分と向き合って考え抜き、正直に回答するように心がけましょう。


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