面接で「ゼミ」に関して質問されたときの答え方(例文あり)

面接で「ゼミ」に関して質問されたときの答え方(例文あり)

面接の質問対策

就活の面接で、ゼミに関する質問を受けることがあります。ゼミの活動をどのように表現するのか? ゼミに参加していないんだけど・・・、
など、回答に困ることもありますよね。今回は、面接官から「ゼミ」に関して聞かれたときに、効果的に自己PRや志望動機を強化する対応方法とコツを、例文を交えながら新卒の就活生に役に立つ情報をお伝えします。

面接でゼミの内容を聞かれる理由

採用担当者は、何故、ゼミの内容を質問するのでしょうか?

学業は就活生の本業です。とはいえ、業務と専門性が合致しない限り、面接官はゼミの内容そのものには興味ありません。

専門性との合致とは、例えば、理系で研究室の内容が直接、その会社の研究内容と直結したりするケースです。この場合はゼミでの研究内容も重要です。

しかし、一般のゼミの場合、例えば、「マーケティングのゼミ」「経営学のゼミ」「民俗学のゼミ」「英文学のゼミ」にいました・・・。などの場合は、内容は重視されません。

面接官は、あなたが大学で自ら選んで学んだことから、「どんな風に取り組んだか」、「何を得られたか」、「成長したか」、「それをどう会社に活かせるか」を知りたいと思っています。研究内容に関する話は、簡単に短く分かりやすくをこころがけましょう。

 

努力、成長できる新人か

ゼミの説明では、成功例ばかりを話す必要はありません。工夫したこと、苦労したこと、失敗したことなど、取り組みの過程にこそ大切な部分が多く含まれています。面接官は、その就活生が考えている活動してるかをみています。考えてその経験から何かを学ぶことが大切です。

説明能力はあるか

他人に説明する能力も同時に見ています。企業に入れば、専門的な商品やサービスを、顧客や取引先に分かりやすく説明できる能力が求められます。要点をつかんで短い言葉で伝えることができるか?

つまり、将来社会人として必要になるプレゼンテーション力の素養があるかどうかも見ているのです。

ゼミの内容の伝え方

ゼミの体験は自己PRに適してきます。一生懸命取り組んでいればアピールできることは沢山あります。しかし、いかに素晴らしい取り組みをしていても、うまく面接官に伝わらなければ評価は下がります。

特に内容が専門的で難解な部分もあるだけに、相手にうまく伝わる工夫が必要になります。話をステップに分け、伝える方法を覚えましょう。ステップさえ理解していれば、内容は自分が本当にやってきたことですから楽に話せます。

ステップを使って簡潔に

回答内容は「研究項目」「研究内容」「得られたこと」「会社でどう活かすか」に分けて簡潔に説明します。

研究項目

まず、簡潔に「何の研究を行ったのか」の結論を先に言い切りましょう。研究テーマをそのまま言ってもよいのですが、余りにも難解な場合は、分かりやすい表現に変えたほうが良いでしょう。

研究内容

研究の目的、取り組んだ内容を説明します。目的とは、「何を得ようとした活動なのか」ということです。つまりは研究のゴールです。また、取り組みの内容は、全てを話そうとしない事がポイントです。骨格のみを話して、面接官が全体像を掴める様に説明しましょう。ここがなかなか難しいところですが、所々で面接官の理解度を確認しながら説明をすると良いでしょう。

得られたこと

その研究で得られたことは何かを説明します。うまくいった成果だけでなく、失敗して学んだこと、苦労して学んだことなどのエピソードは重要です。

就活生は成功したことや達成したことにこだわる傾向があります。それはそれで素晴らしいことなのですが、企業の視点は随分違います。

企業は、失敗したことや苦労したことがあるということは、そこから学べる若者である証拠と考えています。また、一定のストレス耐性が出来ていることの証明であるとも考えています。ぜひ、うまくいかなかったことも、正直に堂々と語ってもらいたいと思います。

会社でどう活かすか

最後に、得られたことが、どう入社後に活かせるかを伝えます。ゼミで頑張ったことは学習であり、仕事とは別物と考えている就活生が多いようです。

しかし、実はここが一番重要で、ゼミでの体験は、志望動機や自己PRを強化できるポイントでもあります。ゼミで頑張ったり苦労したりした経験は、全ての仕事に活かせると言っても過言ではありません。ここを理解すれば、強力な自己PRにつながるわけです。

伝え方の工夫

専門用語はタブー

就活生は自分が取り組んできたゼミです。専門用語を振り回すような表現はやめましょう。必ず平易な言葉に置き換えて説明する必要があります。そのことによって、この「この学生はコミュニケーション能力が高い」という評価を受けます。

ボディランゲージ・ボディアクション

面接官に研究内容を伝える時は、身振り手振りも有効です。内容が専門的だけに、面接官に理解させるためには熱意も必要です。しかし、熱意を伝えるには言葉だけでは不十分です。是非ボディランゲージやボディアクションも加えましょう。派手なアクションは必要ありません。両手をグーチョキパーのパーにして、胸のあたりで開くだけで、熱意が伝わります。

サブツールの準備

面接試験は主に言葉や態度で面接官に分かってもらう試験ですが、ツールを使ってはいけない法はありません。専門的で、言葉による説明が困難な場合や、自分の言葉だけではうまく伝えられないと思えば、視覚に訴えるツールを持参するというのも手です。

例えば、研究の結果製作した物や、簡単に分かりやすくした図やパワーポイント資料などを用意しておき、積極的に使用しましょう。その準備の周到さも仕事が出来るアピールになります。

 

例文を使った応答例

経営や経済学部にいて、起業をテーマにしたゼミに参加した就活生の例文を使ってみます。この学生は機械メーカーを志望しており、その面接試験を想定しています。ゼミのテーマと志望企業には直接の関連はありませんが、ゼミで体験した内容をうまく自己PRに転換しましょう。

面接でゼミに関して聞かれたときの例文

私は、「経営実践」というゼミに参加しました。自分達で世の中に存在している問題をビジネスで解決する研究です。

そのゼミでは、介護業界にいる人たちを楽しくするためのビジネスを研究しています。介護職に就く人の待遇は恵まれているとはいえません。それを私たちは、ビジネスの力で解決する方法を研究しました。

調べたところ、介護を学ぶ学生が社会福祉士という資格を得るために、介護施設で実習をしないといけないことが分かりました。また、実習先を探したり、実習費用は自費準備したりで、色々大変なことも知りました。

一方、お年寄りは、意外に昔ながらのお遊戯に飽きており、学生の知っている最新の遊びにも、実は興味があることも知り、両者のメリットを活かしたビジネスに着目しました。そこで考え出したのが、介護実習自体を、学生がお年寄りに現代の遊びを教えるツアーに変え、介護旅行ビジネスとしてビジネスモデルにしました。このビジネスモデルにより、介護を楽しくリッチなものに変える提案が出来ました。

介護する人やお年寄り、その仕事を目指す学生の気持ちを知ることが出来ました。実習には費用がかかる意外性や、お年寄りが意外に刺激を求めていることなど知ってビックリしました。その立場にならないとなかなか分からないことも多いという事を知りました。反対に、介護やお年寄りとはこういうものだという固定観念があったことも痛感しました。

この事は機械メーカーの社員として、御社に入社したときに活かせると思います。機械メーカーは、その機械を使って仕事をする人、その機械から作られた製品を利用する人、消費する人など、多くの人に関係する仕事だと思います。それぞれの立場や考えは違います。それらの人々の思いを考えながら仕事が出来る社員になりたいと思います。

研究項目

まず、冒頭に何のゼミに参加したのかという結論を簡潔に述べます。

私は、「経営実践」というゼミに参加しました。自分達で世の中に存在している問題をビジネスで解決する研究です。

 

研究内容

「なぜこの研究を行ったか?」という目的と、研究の内容を骨格が分かるように解説します。

そのゼミでは、介護業界にいる人たちを楽しくするためのビジネスを研究しています。介護職に就く人の待遇は恵まれているとはいえません。それを私たちは、ビジネスの力で解決する方法を研究しました。

調べたところ、介護を学ぶ学生が社会福祉士という資格を得るために、介護施設で実習をしないといけないことが分かりました。また、実習先を探したり、実習費用は自費準備したりで、色々大変なことも知りました。

一方、お年寄りは、意外に昔ながらのお遊戯に飽きており、学生の知っている最新の遊びにも、実は興味があることも知り、両者のメリットを活かしたビジネスに着目しました。そこで考え出したのが、介護実習自体を、学生がお年寄りに現代の遊びを教えるツアーに変え、介護旅行ビジネスとしてビジネスモデルにしました。このビジネスモデルにより、介護を楽しくリッチなものに変える提案が出来ました。

 

得られたこと

前述の通り、面接官が期待するのは「ゼミの成果」ではありません。成果はなるべく簡潔に、そして、学んだこと、失敗や苦労したこと、成長したことを重視しましょう。

介護する人やお年寄り、その仕事を目指す学生の気持ちを知ることが出来ました。実習には費用がかかる意外性や、お年寄りが意外に刺激を求めていることなど知ってビックリしました。その立場にならないとなかなか分からないことも多いという事を知りました。反対に、介護やお年寄りとはこういうものだという固定観念があったことも痛感しました。

 

 

会社でどう活かすか

ゼミで体験したことを糧に、どう会社で活かすかを出来るだけ具体的に表現。

この事は機械メーカーの社員として、御社に入社したときに活かせると思います。機械メーカーは、その機械を使って仕事をする人、その機械から作られた製品を利用する人、消費する人など、多くの人に関係する仕事だと思います。それぞれの立場や考えは違います。それらの人々の思いを考えながら仕事が出来る社員になりたいと思います。

 

ゼミに力を入れていなかった就活生は卒論を軸に語ろう

ゼミは自分から望んで学んだ内容ですので、きちんとやっていれば材料はあるわけですから、学んだステップで話していけばよいのですが、余り真面目に取り組んでいなかった人もいると思います。そんな就活生は、どう対応したらよいのでしょうか?

ゼミに力を入れてなかった就活生といえでも、卒論は提出しなければ卒業できませんよね。ここでは、ゼミの内容を簡単に説明し、卒論に何を取り上げて、どのような内容を書いたのか、苦労したポイントなどを話しましょう。

ゼミに参加しなかった、できなかった場合は

大学によっては、ゼミの参加は選択式であったり、ゼミに入るのも選考があり入れなかった学生や、敢えてゼミにはいらなかった学生もいるでしょう。

その場合は、何故、ゼミに入らなかったのか、説明を考えておきましょう。
激しい受験競争を乗り越えた後は、大学では交友関係を深めたり、アルバイトにばかり精を出したりする人だって多いと思います。面接官もそこは承知の上です。それを無理に取り繕っても面接官は簡単に見抜きます。

ゼミよりも重視したコトを自分なりに整理して、話をしましょう。正直に自分の取り組みを話した方が好感を持たれます。
ゼミの選考に落ちた経験(失敗)から、得たもの、それ以降は「反省し、ここに力を入れるようにしました」という前向きな答えを用意しましょう。

面接官から痛いところを突かれて委縮するだけではなくて、思い切って前向きに考えると、事態は好転するものです。


面接で「ゼミ」に関して問われたときの考え方まとめ

面接試験で、面接官はゼミに対してどう考えているか、ゼミの内容について聞かれた時の対応方法はどうしたら良いかについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?

採用担当者が見ているのは、ゼミの成果ではなく、「そこから何を学び、成長したのか?」を重視しています。きちっと、そこを説明できれば、自己PRや志望動機を強化することができます。

ゼミで体験し得られたものは、企業での仕事に必ず活かせるものです。共通点を見出し、思い切って主張しましょう。きっと面接官もその意気込みを認めてくれるでしょう。


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